転生炎獣モルを使用した展開 強み・ルート解説


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モル展開…

それは、今までの常識を覆す動き。

展開をした後、全てのモンスターが自分の場から消える異次元の展開方法。

罠型転生炎獣ならではの動きと言えるだろう。

 

その解説をしようと思うのだが、正直読むのが時間の無駄になる人がいると思う。

『 最終盤面を重視する』

こういった考えの人は踵を返した方が良い。

 

自ら盤面を消す事に恐れを抱かない。そんな強い心を鍛え上げた転生炎獣使いの方に読んで頂きたい。

 

-----------------------------------------------------引き返すなら今のうちライン-----------------------------------------------------

 

 

まず『 メリット』を伝えようかなと思います。

 

・爆速ドロー

最大のメリット。ヒートソウルを経由してモルの効果を使用するため、確定で3ドローが出来ます。

 

・パンクラトプスのケア

これも極めて重要なポイント。罠型の転生炎獣においてパンクラは致命傷になりかねないモンスターです。

羽根帚ケアで置いた魔封じ、勅命を容易く粉砕してきます。

出させない事が1番相手への致命打になるので、サイドチェンジ後はモル展開を積極的に狙う事も多いです。

 

 

 

以上です。これだけです。

何が強いのか。理解できない方も多いかと思います。

しかし、この2つが合わさることによって生まれる相手へのダメージは計り知れません。

 

有効なメタ札を引きに行きながら、現環境最強とすら思われるバック除去持ちのモンスターを機能させなくなるのです。

罠ビでありながらパンクラに強いとか言う意味不明な事が成り立つ動きなのです。

 

 

 

当然、『 デメリット』もありますのでお伝え致します。

 

・ロアーが使えなくなる

リンクモンスターも居なくなるので万能カウンターであるロアーを使用する事が出来なくなります。

 

 

以上です。

これ以外のデメリットは私には思い付きません。

 

 

リソースが残らないんじゃないのか?とか思う方が居るかもしれませんが、残ります。

何故なら転生炎獣というデッキが墓地にリソースを残すデッキだからです。

スピニーやジャガーなど墓地に残る転生炎獣は初手によって変わるものの、基本的にモル展開後は墓地に自己蘇生モンスターが残るのです。

 

 

 

お次は、重要なポイントである『 必要な札』について。

一体どれほどの手札を要求するのかは気になる所でしょう。

前回レディデバッガー1枚からの動きを説明しましたが、要するに何を用意すれば繋がるのかに焦点を当てましょう。

 

『 スプラッシュメイジ+釣り上げることの出来るレベル3+盤面にレベル3』

 

少しややこしい感じがしますが、1例を挙げるとイメージしやすいと思います。

 

墓地にサラマングレイトカードを溜める必要がありますが、転生炎獣なら容易に溜めれるので深く気にしなくて大丈夫です。

 


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難しく書きましたが、こんな感じの手札で可能です。先程述べた盤面まで進めましょう。

 


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フォクシー通常→ベイリン、聖域サーチ

 


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聖域発動

フォクシー自己蘇生効果、コストスピニー

 



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フォクシー→ベイリン(墓地のサラマングレイトかさ増し)

スピニー自己蘇生

ベイリン、ベイリン→スプラッシュメイジ

 

とりあえずこれで条件が整いました。

『 スプラッシュメイジ+釣り上げることの出来るレベル3+盤面にレベル3』

です。折角なので最後まで続けて見ていきましょう。

 


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スプラッシュメイジ効果、フォクシー釣り上げ

フォクシー+スピニー→ミラスタ

 


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ミラスタ効果、ガゼル特殊

ガゼル効果、モル墓地落とし

 


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ガゼル→ベイリン

スプラッシュメイジ+ベイリン→ヒートソウル

ヒートソウル効果、1ドロー

 


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ヒートソウル+ミラスタ→サンライト

ミラスタ効果、サンライトバウンス

 



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モル効果、5枚戻し2ドロー

以上です。

 

 

初手3枚を残しながら3ドロー。

墓地にフォクシー、スピニーが残ります。

 

 

 

折角なので、もう1例

先程は最低限の手札でしたが、罠型で高い採用率のフレイムバッファローや、ガゼルが初手から絡んできた場合の上振れハンドでのモル展開を見ておきましょう。

 


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ガゼル、スピニー、バッファロー

恐らく殆どの方がガゼルによってロアーを墓地に送り、2ドロー+ロアー+ガゼル回収を目指すのではないでしょうか。

先にサンライトを作り、下にスピニー蘇生でしょうか。

上振れでミラスタ経由を狙って二ビルを踏むのでしょうか。

 

『 選ばれたのはモル展開でした』

 


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バッファロー通常→ベイリン

チェーン1バッファロー、チェーン2ベイリン

ベイリン効果、聖域サーチ

バッファロー効果、スピニー捨て2ドロー

 



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ガゼル効果、ガゼル特殊

ガゼル効果、意志墓地送り

 


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ベイリン+ガゼル→サンライト

スピニー効果、自己蘇生

サンライト効果、ガゼル回収

ここで召喚、特殊召喚の合計が5になります。

二ビルを踏むにしても最低限のガゼル回収を行えます。

 


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聖域発動

聖域適用、サンライト→サンライト

サンライト効果、意志回収

 


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意志発動

意志効果、サンライト蘇生

 


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サンライト+サンライト→スプラッシュメイジ

スプラッシュメイジ効果、バッファロー釣り上げ

 


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スピニー+バッファロー→ミラスタ

ミラスタ効果、モル特殊

 


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モル→ベイリン

スプラッシュメイジ+ベイリン→ヒートソウル

ヒートソウル効果、1ドロー

 


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ヒートソウル+ミラスタ→サンライト

ミラスタ効果、サンライトバウンス

 



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モル効果、5枚戻し2ドロー

以上です。

 

 

5ドロー、手札にガゼル、墓地にスピニー、盤面に意志

この様な動きになります。

 

このように動けば最悪の二ビルも最低限2ドロー+ガゼル回収とリソースを残せる動きです。

ヴェーラーや泡影を打たれても、妥協のヒートソウルストップまでは目指せます。

 

 

 

 

ここまで読むと、幅広い手札からモル展開が可能な事が理解出来ると思います。

転生炎獣においてとても重要な事の1つです。

1枚でも動けるカードを複数引く事で展開が伸びる。

事故率が低く、尚且つ上振れ展開を狙えるという事ですね。

 

 

最後に、

強力な動きですが最善ではないので、そこは注意してください。

動きの択が増える事に最大の意味があります。

対面によって柔軟に動きを変化させる事が転生炎獣の使用において重要です。

 

手札にロアーがあるとき、盤面にモンスターを残した方が良い対面。

そんな時もあるので状況判断をしっかりしてモル展開をするのかを選びましょう。