ラドリー型ドラゴンメイド2


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ぷちアルファcsで使用した構築です。

前回紹介したラドリー型からもどかしい部分を改良した形になります。

 

この構築に至った経緯としてラドリーで落とせるデストルドーを使うルートで強いルートは無いものかと四六時中頭を悩ませて誕生しました。

 

ごめんなさい。長くなりましたので興味が無い方

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↑まで飛ばしてください

 

1番最初に頭に浮かんだのはリリソラドラグーンです。ハリファイバーからのルートで現在1番強いルートでしょう。

正直、動きとして欠点は全く無い完璧な動きです。

しかし、構築に欠点が出来ます。ブラックマジシャンです。レッドアイズは辛うじて融合素材に出来ますが、ブラックマジシャンは使い道が全く無いです。

 

引きたくないカードを纏めると

オライオン、シラユキ、リリーサー、クラウソラス、反魂術、真紅眼融合、ブラックマジシャン、レッドアイズドラゴンの8枚ですね。

因みにラドリーの効果で落ちるとルートが潰えるのがシラユキ、リリーサーを除く6枚です。

…。正直無理です。ラドリー使わずクリッター等で出しましょう。ドラゴンメイドとしては本末転倒なのでこの案は諦めました。

 

次に考えたのが守護竜展開です。

しかし、ドラゴンリンクを使っていた友人に聞いた所ハリファイバー1体からの守護竜展開はパラディオン経由するとかになるとのことでした。残念ながら同じ理由で諦めました。

 

ハリファイバーを討論しても、やはりハリファイバーリンクロスが1番強いとの結論。しばらく思案して、リンクロスの下にレベル4以下にしたシューティングライザー。リンクロスとブリキのオライオン吊り上げが残る。2体で作れる左下マーカー持ちのドラゴン族がいたらエルピィでドラゴンメイドが呼べることに気付きました。守護絆竜"モンスター2体"。これには2度見しました。このドラゴン条件緩すぎない!?

ハリファイバーからオライオンを1体差しただけでドラゴンメイドを呼べる展開の誕生です。

デクレアラー、なんの意味あるんこれ。構築見たあとだとサウラヴィス持ってこれるじゃんってなりますよね。私はサウラヴィスの存在は頭の片隅にある程度でした。あいつ幻竜じゃね?って言いながら調べました。"ドラゴン族レベル7"

え!?シュトラールの融合素材になれる上にルートに中で持ってこれるじゃん。しかも素引き今の環境誘発ケアにもなるじゃん!

ハリファイバー1体でシュトラールが誕生しました。

…。守護絆竜とエルピィ。何この余り。しかもエルピィのせいでドラゴンしか出せねぇし…。

…。…。え、ドラゴン族2体じゃんこれ。天球出せるじゃん。

遂にハリファイバー1枚が天球、シュトラールというドラゴンメイドの最大の上振れハンドの妨害と同レベルに達しました。

リリソラドラグーンの展開と守護竜の展開が奇跡的に噛み合いを見せ見事に調和しました。

 

これはいける!!実践だ!!

そして悲劇が起こる。スパイラル対面時の2戦目。相手が事故でジーニアス、救出で耐える。こちらはチェイム初動のみでゆっくりアドを稼ぎながら妨害布陣を敷く準備を始める。そして最高のタイミングでデストルドーが来てハリファイバールート。これは勝ったと思いました。

"冥王結界波"。悲痛な叫びが出ました。そして負けました。

畜生…。もう1妨害作れていれば…!!

…。帰りながら思わず独り言を呟きました。なんでシラユキ入ってねぇの。

ラドリーで落として強い。ルートで妨害作れる。なぜリリソラドラグーンのルートを知りながらシューティングライザーでチェイムやパルラを落としていたのか。

しかし、枠が無かった。初動枚数を減らすのも難しい。テンペストもルフトとパルラを捨ててサーチできるし…。…。…?サウラヴィス積んだ兼ね合いでルフト減らしたよな。パルラ引いてたらパルラそのまま召喚するよな。なんで入ってるのこの龍。

最後の調整。テンペストout、シラユキinの時でした。

 

そもそものドラゴンメイドの欠点である通常召喚に対するヴェーラー泡影によるお召し替え漁れずをサウラヴィスでケア。融合サーチを止められてしまった場合のハリファイバーの展開で無理矢理貫通。

今までのもどかしかったドラゴンメイドが全て調和した瞬間でした。

 

これだけ頭の中で試行錯誤して、実践で試行錯誤して経った時間。5日程でした。

振り返って思う。滅茶苦茶ラドリー型ドラゴンメイドの事考えたな。うん、これでチームcs出よう。構築は間違ってないはずだ。多分…。

迷惑かけたらごめんの覚悟をしてレシピを印刷。

そして逃げれなくするためにレシピはドラゴンメイドのみ印刷しました。

 

長くなりました。ご免なさい。

 

 

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構築理由、プレイイングについて書いてきます。

 

何事も構築する上で1番大事なのは基本だと思います。

なので今のドラゴンメイドの基本をおさらい。

シュトラール単騎。この一択です。簡単ですがこれを念頭に置いてください。理由としてはファンタズメイが効かず増殖するgが刺さりにくい点になります。その他の誘発も被害を最小限に抑えることが可能です。

例えば、手札がチェイム、デストルドーの場合。

妨害無くハリファイバー展開をするとシュトラール、天球、シラユキ、リラクゼーションと言う盤面に出来ます。

ですが基本的にこの展開はしません。

ドラゴンメイドを理解している人はチェイムに夢幻泡影を打たない人がいます。その後ハリファイバーが出てくれば流石に打つでしょう。4000ライフを払いリンクロス+壁2とリラクゼーションで終わりです。

あくまで基本を狙いチェイム通常効果。無効がなければ直接お召し替えをサーチして融合です。ヴェーラー等の無効があった場合はハリファイバー展開を使用するか考えます。

シュトラール単騎は夢幻泡影をドローフェイズに当てられた場合でも3500打点を盤面に残せます。除去までされた場合でもチェイムによる蘇生を狙うタイミングを作れます。次のターンとりあえずモンスターを召喚できればハリファイバー展開をアクセスコードルートで打開及びキル、もしくはシュトラール天球ルートで制圧を狙えます。

このようにハリファイバー展開は墓地にデストルドーを残し、誘発をシュトラールでかわしてタイミングを伺います。

 

要するにこの構築はリリソラドラグーンやドラゴンリンクのように通せば勝つルートを通すデッキではなく、通せば勝ちに近いルートを通せるタイミングで通すデッキなのです。

ドラゴンメイドは基本的にゆっくりしたデッキなので我慢が大事です。

あくまで基本なので抹殺の指名者を引いてたりすると話は変わります。ドラゴンメイドでハリファイバー展開を使う際は落ち着いて状況を見てください。

 

理解してもらえた上で採用理由や採用枚数について書きます。

誘発は割愛しますね。

 

・最上級ドラゴンメイド

今回採用したのはルフト、エルデ1枚ずつです。

ドラゴンメイドを使用した人は皆が思うでしょう。

フランメの方が強いだろう。意味分からねぇ。まず2枚とか少な過ぎ。アホだろこいつ。

と。でも落ち着いて理由を聞いてください。良く見ませんか?手札にルフト、エルデ、リラクゼーション。自分は採用枚数を1枚に絞っても見かける手札です。もう泣きそうになります。最上級は手札に来たところで初動にならないのです。

そして理由がもう一点。デストルドー、サウラヴィスが入ってます。素引き融合素材としてなら同じ役割です。

よって採用枚数が最小限。尚且つお心尽くしの追加効果で落とせるレベル8のルフトと、手札に来たときの効果が比較的優秀なレベル7のエルデを1枚ずつにしています。

 

・下級ドラゴンメイド

役割は当然シュトラールの融合素材とお召し替えのサーチです。

2つとも確実に手に入れられるとチェイムとパルラは流石に3積みですね。

しかし、それだけだと6枚しか下級ドラゴンメイドがいません。

次に良く見かけるのはティルルです。安定した墓地肥やし効果です。が、お召し替えは手に入れられない効果となっています。理由は割愛しますが1枚から自分のターンで数えて3ターン目にシュトラールを立てることは可能です。少し時間が掛かりすぎます。

そして目を付けたのがラドリー。不安定ながらお召し替えを手に入れられる可能性を秘めています。さらにデストルドーが落ちた際はシュトラール天球シラユキを1枚で作れる可能性も秘めています。なのでこちらを3枚採用。

ナサリーは初動にはならないのと、展開面でもデストルドーによる展開補助があるので見送りました。

 

・亡龍の戦慄デストルドー

名前がかっこいいから。…もありますがシュトラールの融合素材になれ、先ほど紹介したハリファイバールートが強く、墓地からの自己蘇生によるラドリーとの噛み合いの良さのため3枚採用です。

 

・サウラヴィス

名前の響きが好きだから。…もありますがシュトラールの融合素材になれ、ヴェーラー泡影のケアになり、ハリファイバー展開の途中で手にいれることが可能だから採用です。こちらは素引きが初動になるわけでは無いので強いですが2枚にしました。

 

・オライオン

全力で引きたくないカード。そしてラドリーで落ちないことを全力で祈るカードでもあります。

どうしても展開するために入れないといけない引くと手札で遊ぶカードです。一応引いても出せますがセルフハンデスとなります。

引かない&ラドリーで捲れないことを祈って1枚採用。

 

・シラユキ

可愛いから!!…もありますがハリファイバー展開の妨害のかさ増し、ラドリーで落ちると強いからです。ですが引いてしまうとセルフハンデス&実質-1妨害です。

こちらは引かないことを祈って1枚採用。

 

・お召し替え

実はチェイム、パルラに誘発を当てられた際の1番の回答になります。素引きお召し替えで融合すればサーチ出来なかったのは問題なくなる訳ですね。

そしてラドリーで落ちてほしいカード筆頭なので3枚採用。

 

・お心尽くし

以前から何度も説明してますが、強いカードですが初動ではありません。この構築ではシュトラールを立ててチェイムを蘇生したときに突破された次の初動として手に入れるカードとなります。なので1枚採用。

 

・羽根帚

説明不要の現環境最高のバック除去だと思います。制限カードなので当然1枚。

 

おろかな埋葬

単純にデストルドーをサーチするためです。地味に抹殺の指名者で宣言できる機会が多いのも魅力です。こちらも制限カードなので当然1枚。

 

・墓穴の指名者

基本的にシュトラールで様子を見て誘発を受けないように動くのですが、想定外はあります。不意の誘発に対応できるのが魅力ですね。オルフェゴール対面でスケルツォンの蘇生先を潰せるのも強いです。3枚採用。

 

・抹殺の指名者

基本的には誘発ケア。その他羽根帚、おろかな埋葬などの汎用カードを無効にする場合もあります。個人的には2枚が好きですが、誘発を他の手札でカバーできる場合が多いのと名称ターン1なので1枚に絞りました。

 

・リラクゼーション

チェイムを1枚初動に出来るカードです。恒久的なアドとり、もしくはバック除去を担ってくれます。初動にならないので強いカードですが1枚にしました。

 

 

exデッキ

これは説明不要でしょう。ルートに必要なカードを入れると埋まりました。

 

 

サイドデッキ

環境によって変わるので深くは説明しません。

 

・バック除去カード

今のサイドだとパンクラトプスとツインツイスターになります。正直ドラゴンメイドはメタ札に弱いのでサイドとしては少し不安が残りますが、これ以上割くと他が見れないのが仕方なく計4枚。

 

・ロンギヌス

オルフェ、サンドラ、叢雲ダイーザ等の対策。それと墓穴の指名者、抹殺の指名者のメタ札になります。今の環境だと需要が非常に高いので採用せざるを得ません。

 

・幽鬼うさぎ

主にペンデュラムデッキ担当です。

タイフーンと悩みましたがオルフェ、リリソラドラグーン、スパイラル。などに多少でも抵抗する事が可能なカードなので採用しました。γを踏むのがたまに傷…。

 

・ニビル

展開デッキの対抗札。増殖するgと違い墓穴の指名者、灰流うららが効かないのが魅力です。

 

・王宮の鉄壁

恒久的なロンギヌスです。使い方はロンギヌスと同じですが罠による遅さがあります。しかし、墓穴の指名者が効かない。除去できなければゲームエンドとその分リターンが大きいと判断し採用しました。

 

採用理由は以上です。

 

 

最後にドラゴンメイドで重要な割合です。

これは自分の中の体感で調整し続けてるので絶対的な根拠はありませんし、構築によって変わりますが参考程度に覚えておくと良いかもしれません。

今回は上級7:下級9です。

シュトラールを立てるデッキなのに割合が歪です。

これには単純な理由があります。上級だけ引いてもデッキは回らないが下級だけ引いた場合はデッキを回せるからです。

色々な構築を試しましたがドラゴンメイドを使うと私の場合、必ず上級が少ない構築になります。 

 

デッキの構築理由等の説明は以上です。

この方が強い!っていう意見がある方。是非是非討論しましょう。周りにドラゴンメイド使いが居ないのでお待ちしてます!!

 

最初はシュトラールも無く、チェイムも無くで仕方なく強欲で謙虚な壺を積んでパルラ、ティルルで2700ビートして罠をタコ積みしてた思い出。

そしてシュトラールが出て遂にドラゴンメイドでの妨害が構えられるようになり、それでも罠を積んで誤魔化しながら戦い。

何度も考えました。周りにも言われましたこれ、オルターガイストで良くね?

その度に言ってました。煩い!その通りだよ!!って。

しかし、ようやくドラゴンメイドである意味が産まれたデッキが誕生しました。非常に長かった。

 

ドラゴンメイドの動きが好きでもどかしさを抱えながら構築を模索してたどり着いた自分が納得出来る構築。

感無量です。・゜゜(ノД`)

 

ですが、絶対にこの構築が絶対強い。何てことは無いと思います。ドラゴンメイドはあらゆる可能性を秘めた良いテーマです。まだまだ自分にあった最高の構築を探し続けます!

 

ここまで読んでくださった方、有り難う御座いました!


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